労災二次健康診断とは
労災二次健康診断とは、直近の定期健康診断等の結果、脳・心臓疾患を発症する危険性が高いと判断された労働者に対して、脳血管及び心臓の状態を把握するための二次健康診断及び脳・心臓疾患の予防を図るための医師や保健師による特定保健指導を、受診者の負担なく、労災保険の給付で受けることができる制度です。
労災二次健康診断の目的
近年、労働者が業務上の事由によって脳・心臓疾患を発症し、突然死などの重大な事態に至る「過労死」等の事案が増加傾向にあり、こうした「過労死」等の原因である脳・心臓疾患については、発症前の段階における予防が有効で重要です。
今般、政府が労働者災害補償保険制度に二次健康診断等に係る給付を新たに設けた目的は当該疾患の発症を予防することにあります。
二次健康診断等給付は、一次健康診断で発見された個々の異常(高血圧・脂質異常・高血糖・肥満)の状況を詳しく調べるものではなく、業務上の脳血管疾患及び心疾患の発症のリスクを評価するためのスクリーニングを行い、事業者による予防配置(配置転換など)に役立てようとするものです。
給付対象
一次健診における血圧・血中脂質・血糖・肥満の検査のいずれの項目にも、異常の所見があると判定された労働者。(すでに脳血管疾患または心臓疾患の症状を有すると認められる労働者は対象となりません。)
年度内(4/1~翌年3/31までの間)に1回
※事業主の方は給付の対象となりません。ご注意ください。
実施日
概ね木曜日の午後。変動する事がありますので、詳細な日程をお問い合わせください。
※事前予約が必要です。一次健診受診後、3ヶ月を過ぎると受診できませんので、ご注意ください。
(予約時点で3ヶ月以内)
料金
無料です。全額、国が負担します。
詳細については、下記にお問い合わせください。
連絡先 | 健診事務チーム |
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TEL | 093-672-6210093-672-6210 |
FAX | 093-681-3495 |